春を祝う、心を贈るCelebrate spring, a heartfelt gift
ご祝儀は、お祝い事をお互いに支え合い、喜びあうこと。水引きは、人と人を結びつける、という意味を持っています。春を祝う絵柄の江戸からかみをご紹介します。
The congratulatory gift is to support and rejoice with each other in celebrations. Mizuhiki has the meaning of bringing people together.
春という季節は、入学や入社、様々なお祝いや贈り物の多い季節です。そんな時、季節のカードやお祝い袋を添えたり、ちょっとしたお返しを綺麗なポチ袋に入れたり、ちょっとひと手間かけて、真心と一緒に贈りたいものです。
今回は、そんな時に添える、木版手刷りの絵柄が美しい「江戸からかみ」をご紹介します。
江戸からかみ
平安時代、京の都で使われた和歌を筆写する詠草料神の装飾を源流とする「からかみ」。江戸時代には、江戸独自の美意識を反映した「江戸からかみ」が生まれました。
江戸からかみの特徴は、基本となる「木版摺り(もくはんずり)」のほかに、「渋型捺染摺り(しぶがたなっせんずり)」や「金銀砂子蒔き(きんぎんすなごまき)」などの多彩な技法があることです。
唐紙師(からかみし)や更紗師(さらさし)、砂子師(すなごし)はそれぞれの専門的な技法を用いて、さまざまな文様の江戸からかみを生みだしています。和紙に用いられる文様は更紗や格子などの江戸好みをはじめ、四季の草花や日常的になじみのあるもの、伝統的な文様、モダンなものがそろい、色も文様も多彩です。
※タイミングや柄によっては売り切れの場合もございます。恐れ入りますが予めご了承ください。
「七宝」
日本では古くから、着物や工芸品に様々な文様があしらわれてきました。吉祥文様は、その中でもとりわけ縁起が良いものとされています。
「七宝」は仏教の言葉で、金・銀・瑠璃・玻璃(はり)・珊瑚・瑪瑙(めのう)・??(しゃこ)の宝物を意味します。
円形が永遠に連鎖し繋がるこの柄には、円満、調和、ご縁などの願いが込められ、『人の御縁や繋がりは七宝と同等の価値がある事を示している』でもあります。
また、「しっぽう」と呼ぶ由来は、この文様が四方にどちらにも伸びていることから、江戸時代に四方がなまって「しっぽう」と呼ばれるようになったといういわれもあり、文様が限りなく伸びることから『子孫繁栄』の意味も込められています。
文様の意味にこだわって、贈るのもひとつの楽しみです。
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