2012年2月4日(土)5日(日)の2日間、備前焼展 in TOKYO MIDTOWN内イベント「備前焼大茶会 」が開催されました。
備前焼は1000年の歴史を持ち「日本六古窯」のひとつにかぞえられ、茶の湯の道具として長く愛されてきました。そんな伝統ある備前焼に協同組合岡山県備前焼陶友会では、現代のライフスタイルにも取り入れやすい新たな魅力を提供したいと取り組んでおります。
そこで、多くの方に現代の備前焼を知って頂こうと、2012年2月1日~2月29日の1ヵ月間、東京ミッドタウン内「THE COVER NIPPON」において、備前を代表する作家から気鋭の若手作家約180名の作品を一挙展示販売しております。
この「備前焼展 in TOKYO MIDTOWN」内イベントとして、「備前焼大茶会」が東京ミッドタウン3F「THE COVER NIPPON」において、開催されました。
【概 要】
場 所:THE COVER NIPPON 東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ガレリア3階
日 時:2012年2月4日(土)5日(日)11:00~17:00
500年前の茶人を魅了した備前焼。茶人達は備前焼に野趣に富んだ美を見出しました。
今回の「備前焼大茶会」では、備前を代表する作家から気鋭の若手作家の備前焼を用いて、「伝統的な茶の湯」5茶席と、「現代流茶会」5茶席を催し、それぞれの茶の湯と備前STYLEを楽しんで頂きました。
【開催されたお茶席】
●伝統的な茶の湯
宗和流/表千家/遠州流/武者小路千家/裏千家
●現代流茶会
デザイナーズ茶会/フードコーディネーター茶会/紅茶会/中国茶会/極上手揉み煎茶会
各お茶席の参加者は、昨年末より「備前焼展 in TOKYO MIDTOWN」HP上にて一般募集されました。好評を持ちまして年初には125名が満席になり、当日は着物を召された方などで連日華やかなお茶席となりました。
「伝統的な茶の湯」では、人間国宝の伊勢崎淳氏の茶碗や、気鋭の若手作家の茶碗など10個の備前焼の茶碗の中から、参加された方が御自分で選ぶ事ができ大好評でした。
「現代流茶会」ではそれぞれの茶会ごとにテーマを持ち、特色あるものになりました。
<デザイナーズ茶会>は“備前焼と大正ロマン”をテーマにコーヒーでのおもてなし。
<フードコーディネーター茶会>では“和アフタヌーンティーのすすめ”と題して、ヘルシーなそば茶とそば粉スイーツでのおもてなし。
<紅茶会>は伝統的な“アフタヌーンティー”に和のテストをプラスしたおもてなし。
<中国茶会>は芳しい香りの美味しい中国茶を、中国茶の作法にのっとっておもてなし。
<極上手揉み煎茶会>では昨年の全国手揉み茶品評会で満点を獲得し優勝した、地球上にわずか300gしかない貴重な煎茶でおもてなし。
事前登録し、直接おもてなしを受けられた皆さまとても楽しまれていらっしゃいました。
そして、お茶席の先生方も備前焼の新たな魅力を発見された御様子で、そのままご購入された先生もおられました。
「備前焼大茶会」に、備前焼を御提供してくださいました作家さんも沢山御来場下さいました。2月4日には、お茶会の後に作家さんを囲んでのシンポジウムも開催されましたので、シンポジウムのレポートもお楽しみください。
※ 「備前焼大茶会」HP 詳細はこちら⇒
2012年2月16日