葫蘆(ころ)は瓢箪(ひょうたん)の別名です。瓢箪は、古来より縁起の良いものとされ、除災招福のお守りや魔除けとして広く用いられてきました。ひとつひとつ瓢箪が描く優しいフォルムや、縁起物であることなどから、「葫蘆(ころ)」という名前を付けました。着物や帯にみられる先人の作り上げた美は、一夜にしてならず、伝統や歴史、そして手仕事の素晴らしさを伝えてくれます。そうした美しい古布を永く使い続けたいという思いから、素材感を大切にし、様々な装飾を加え、バッグや小物をつくりました。古布の美しさと手仕事の妙をお愉しみください。
2015年9月30日