この春、THE COVER NIPPONは、おかげさまで5周年を迎えます。

THE COVER NIPPONは、世界の人と文化が交流する六本木で「想像と錬磨が生み出す、新しい日本の様式」をコンセプトに、展開してきました。
日本の各地には地域に根付いた文化があり、その土地の風習に習った文化を土台にモノづくりが行われ、継承・発展することで今に受け継がれています。THE COVER NIPPONでは各地の素晴らしい商品や地域で埋もれているモノづくりに光をあて、皆様に知っていただくことで産地のモノづくりの「発展」に寄与したいと考えています。
伝統の心に根ざし、日本の美しい技を尊んだ「日本製」や、懐古主義ではなく、世界にも発信されるべき、時代とともに進化した「日本製」など「日本のプロダクトの現在形」を魅力的にご紹介していきます。

ここでは、日本の素晴らしいモノづくりに着目し展示や公開講座、イベント等を通し皆さまにご愛顧頂いた5年間その軌跡をご紹介いたします。

9月 薩摩展
奄美群島において生産される「大島紬」や南蛮貿易の影響をうけた「薩摩切子」などに代表される工芸品を中心に展開。その他、霧島の産品など食品もご紹介。何年も何十年も繰り返されているその尊き技の連鎖は、伝承に力を尽くす人々の誇りとそこから生まれる品々をご覧いただきました。
3月
東京ミッドタウン開業
THE COVER NIPPON 開店
12月 九谷焼展
350年の歴史の中で磨き上げてきた九谷焼の表現の豊かさは、絵画のように大胆な意匠と、濃く渋い色合いが特徴の「古九谷」に始まりました。「金?手」や「五彩手」など窯の特徴を活かした作風はそれぞれが磨きあいながらその華麗な光を放ち続ける作品をご覧いただきました。
1月 大江戸展
泰平の世が保たれた江戸期。町人文化が花開き、多くの伝統文化が確立されました。”いき”の美意識は身なりや振る舞いが洗練されていて格好よいと感じられること、人情に通じていることなど絶妙なバランスの上に成立していました。現代の江戸職人から現代に続く”いき”な心を感じて頂きました。
6月 近江の麻展
室町時代から生産され、幕府への献上品としても利用されてきた近江の麻。独特のシャリ感と涼しげな肌触りが特徴の「近江ちぢみ」などの加工技術も発展し、その名声は近江職人によってさらに全国へ知られることになりました。使い込むほどに柔らかくなる麻の素晴らしさを感じていただきました。
7月 ふじのくに静岡展
日本のシンボルとして私たちの心に威風堂々とそびえる富士山。その頂を望む静岡は、東京の要所として古くから多くの人や物資が行き交い、実に豊かな文化が発展してきました。そんな “ふじのくに” で、健やかに受け継がれてきた工芸の数々は、人々の暮らしと美意識の中で磨かれ、現在につながっています。日常生活の中で使われることで、より実感できる美をご覧いただきました。
10月 あわじ島の香り展
淡路島の香は、守り続けた伝統の製法と、厳しい品質管理、そして香司の技と誇りによって生まれます。大量生産では決して真似できない、奥深い香りの世界です。香司が作り出すお香は日々の生活の中に心休まる豊かなひとときを与えてくれます。
11月 山海の恵み 西の国展
日本海と瀬戸内海が向かい合い、山海の恵みを受ける中国地方。日本四名山の大山を水源としたお酒や珈琲、神々の地、出雲からは宍道湖の恵みを活かした食品。最高の品質と技術を誇る熊野筆など各県の素敵な特産品をご覧いただきました。
2月 岐阜展
日本のほぼ中央に位置する飛騨・美濃の国。「美濃焼」は釉薬が生み出す濃淡や流れが美しさを、そして木と働き木と暮らす文化からは「飛騨の匠」の技術が生まれました。ほかにも「美濃和紙」や「関の刃物」「飛騨春慶」など豊かな自然と人の営みからは、ここにしかない文化が今もなお脈々といきづいています。
7月 全国伝統工芸品展
時代の流れに寄り添いながら、伝統工芸品は今も脈々と受け継がれています。職人が一から技術を学び、手間をかけながら、新しい試みを織りまぜて物を創っていく。それには気の遠くなるような時間がかかります。全国各地の工芸品が受け継いできた「技」の数々が奏でるハーモニーをお楽しみいただきました。
9月 筑後展
緑美しい耳納連山と、そこから湧き出て流れゆく筑後川と矢部川。自然と人が織りあげてきた恵みを今に伝えています。この地では、久留米絣や籃胎漆器などの工芸品や、健康や安全に配慮された身の回りの品々をお届けしました。
10月 京都源氏物語千年紀展
「源氏物語」が記録の上で確認されてから一千年。意匠としての源氏物語の絵巻からは平安の世に漂っていた成熟した文化の薫りの魅力を今に伝えてくれています。「源氏物語」の登場人物の歓びや哀しみに想いを馳せる豪華絢爛な品々をご紹介。
12月 加賀能登越中贈り物展
百万石を越える大藩だった加賀藩は、京都と江戸の要素を独自に融合させながら、職人を支援し、文化の種を蒔きました。研ぎ澄まされた感性と技術で表現される工芸の美が、その百花繚乱な文化を形成しました。繊細な文様や優美な形を活かし培われてきた風格を今に伝えます。
2月 日田の”技”展
「水と緑と歴史のまち…ひた」として水の郷百選にも選ばれる大分県日田市は、周囲を阿蘇、くじゅう山系などの美しい山々に囲まれ、日本三大林産地のひとつとして古くから林業が栄えました。木・竹・水・・・湿潤な自然の恵みと、匠の技を受け継ぐ職人の心意気。日田の特産品の優しさと温かさに触れていただきました。
3月 岩手 浄法寺漆展
98%以上の漆を海外から輸入している日本。浄法寺漆は金閣寺などの修復に使われるほどの高品質を誇り、国産漆の約7割の生産量を占める貴重な塗料です。20年育てたウルシの木は、1年で漆を出しつくします。浄法寺漆は木の命そのもの。深い色や質感は、浄法寺漆にしか出せない尊さがあります。
4月 日本の器展
漆器、陶器、磁器etc。日本には多数の器の種類があります。その産地も様々で、独自の趣きを纏い見るものを惹きつけるのも和の器の特徴。中でも食の器は、日本料理の魅力である”盛り付けの美しさ”を構成する上で、欠かせない存在です。選び抜かれた器を手に取り、その温もりを確かめながら姿勢を正し、食のありがたみを実感する・・・日本人が古来から育んできた習慣を肌で感じていただきました。
6月 滋賀展
商魂逞しく天秤棒一本で行商し、江戸・明治時代に活躍した近江商人発祥の地としても知られた滋賀県。古くから、東海道や中山道などに挟まれた交通の要所としてにぎわったエリアであり、現在も物流の面でも利便性が高く、地理的条件の良さや多様な地域特性は長年培われてきた伝統に加わっています。若い戦力と高い技術力を持つ滋賀県のモノづくりをご紹介いたしました。
3月 エコレザー展
エコレザーは人体や環境に対して有害な物質を含まない、安心して使用できる革。それを靴やバッグに仕上げてゆく過程には驚くほど多くの人々の手が関わっています。そこには日本人のものづくりに向けた熱意と誠実さ、脈々と受け継がれてきた高い技術力が存在しました。
5月 地ビール展
1994年の酒税法改正をきっかけに、日本で地ビールが誕生しました。地ビールの魅力はなんといってもそのバラエティの豊かさ。日本にも有名ビールメーカーとは一味違う地ビールを製造しているブルワリーがたくさんあります。日本人ならではの熱心な研究。繊細な味覚、そして技術の進歩は目覚ましく、10年足らずの歴史の中ですでに世界のコンクールで入賞するほどの日本製の地ビールが誕生しています、今回は7つの酒造メーカーから厳選した日本各地の地ールを紹介しました。
10月 明治伊万里展
日本中が文明開化に湧き、様々な芸術文化が日本国内から海を渡り、欧米諸国へと伝えられた明治時代、世界大博覧会で欧米人をもっとも喜ばせたのが「古伊万里」でも「柿右衛門」でも「色鍋島」でもない、もうひとつの有田焼「明治伊万里」でした。卓越した伝統技術と欧米の最先端技術の融合から生まれた、和魂洋才の様式美の頂点をご堪能いただきました。
2月 栃木展
自然環境に恵まれ、世界遺産の日光の社寺など優れた歴史文化を有する 栃木には、昔ながらの手仕事が県内各地に引き継がれています。栃木の風土と暮らしの中で育まれた伝統工芸は豪奢ではありませんが、実用的で健康的な美しさがあり現代の暮らしに求められる商品が生み出されています。
5月 日本の宴展
日本各地に点在する酒蔵は、千場以上といわれます。各酒蔵が独自の歴史を持ち、風土に培われながら清酒の数々を生み出してきました。また、各地で親しまれてきた酒の肴もご紹介。長年その土地の宴を盛り上げてきた味わいからは、創りだす人の温かみが感じられます。日本各地の宴を再現していただける品々をご紹介しました。
3月 札幌スタイル展 札幌での暮らしを豊かに彩る製品「札幌スタイル」は札幌を良く知る人 々ならではのアイディアが活かされています。北国の「人」と「もの」との素敵な関係を育み、「デザイン性」「品質」「地域特性」にこだわった商品の数々をご覧いただきました。
2月 晴れの国備前岡山展
悠久の文化と歴史、自然環境に恵まれた備前岡山。備前焼をはじめ、伝 統的工芸品の撫川うちわや烏城紬、吉備津のこまいぬなど豊かな自然と匠の技に支えられた岡山県の産業は、日本に、そして世界に誇る事ができるものばかり。備前焼を中心に食や匠とのふれあいで、くらしを豊かに彩るヒントとなる品々をご紹介しました。
3月 京の金工 The Te-WaZa展
神仏具や茶の湯の世界を主に千年以上もいきづいてきた金属工芸。京都 の金属工芸(鍛金・鋳金・彫金・錺金・七宝)は、職人たちの優れた手業により脈々と継承されてきました。これまでの伝統工芸技術に加え新たな技法と感覚を取り入れ、伝統と革新の融合した手仕事ならではの緊張感や味わいを感じてください。
2月 備前焼大茶会
備前焼は1000年の歴史を持ち「日本六古窯」のひとつにかぞえられ、茶の湯の道具として長く愛されてきました。現代のライフスタイルにも取り入れやすい新たな魅力をもった備前焼を用いて2日間にわたって開催された備前焼大茶会。多くの方にご参加いただき、楽しんでいただきました。

 

 

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