臼杵焼が届ける 上質なお茶時間(大分)Usuki ware delivers a quality tea time - Oita
1/13(火) - 2/9(月)
江戸後期臼杵藩の御用窯として始められ、一度は途絶えてしまった幻の焼き物「臼杵焼」。今回は、お茶の時間をより豊かに、楽しく味わっていただくための器を特集します。
"Usuki ware" is a legendary pottery that began as a purveyor to the Usuki Domain in the late Edo period and once disappeared entirely. This time, we feature tableware designed to enrich and enhance your tea time experience.
臼杵焼
うすきやき
料理を美しく見せてくれる「臼杵焼」の器をお届けします。花をモチーフにした美しいシルエットの白磁の器は、料理を美しく引き立て、まるで絵画を見ているかのよう。モダンに見える臼杵焼の器は、実は江戸時代から臼杵焼で使われていた形を元にしています。
臼杵焼は今から約200年前の江戸後期臼杵藩の御用窯として始められ、窯場のあった地名から末広焼や皿山焼とも呼ばれています。当時、島原(長崎)小石原(福岡)小峰(宮崎)から呼び寄せられた陶工4家族によって作陶が行われていましたが、窯が開かれ10数年ほど栄えたのち衰退して一度は途絶えてしまった幻の焼き物です。
工房SARAYAMAでは、忘れ去られた臼杵の窯業文化を再度復興させるため残された僅かな資料をもとに新しく現代版臼杵焼を作る取り組みを続けています。
多くの焼き物工房では磁器物を扱う工房、土物を扱う工房は別々であるがここでは両方の制作を同時進行で行っています。当時島原から来た陶工が作った磁器物には染付などものあるが白磁の形に輪花をあしらったものが多く、これを現代版臼杵焼の手掛かりとして型打の白磁輪花シリーズを制作しています。
臼杵焼は型打ち(かたうち)という技法で製造しています。
型打ちに使う石膏型も手作業で削り出しをしています。サイズに合わせた板状の粘土を作り、型打ちやろくろで形を出した後、さらに職人の手によって仕上げを行います。多くの手作業の工程を経て、手仕事の風合いを纏いながら完成にいたる器は,マット感のある釉薬を使用しており、器を手にした時に柔らかい手触りとなっています。
手にしたときに柔らかい手触りになるよう、マットな質感の釉薬を使用しています。
自然からインスピレーションを受けた形は、いくつもの手仕事を経て器になります。
限られた資源を大切に使い、手間を惜しまず、長く使ってもらえるものを作る。豊かな自然が生み出したこの土地ならではの焼き物を、「つくる人」と「つかう人」の双方が大切に育ててこそ、環境にも人にも優しい、持続可能な製品になることを目標としています。
臼杵焼が作られている大分県臼杵市の工房「うすき皿山」では、10数人の職人が日々作業する様子をご見学いただけます。併設の喫茶ギャラリーでは、毎日焼きたてのお菓子と中国茶をお楽しみいただいており、季節のスイーツに合わせたお皿や茶器の制作にも力を入れています。
日常と非日常のどちらにも寄り添い、実用性と華やかさを兼ね備えている臼杵焼をお楽しみください。
USUKIYAKI研究所
USUKIYAKI研究所では、忘れ去られた臼杵の窯業文化を再度復興させるため残された僅かな資料をもとに新しく現代版臼杵焼を作る取り組みを続けている。当時島原から来た陶工が作った磁器物には染付などものあるが白磁の形に輪花をあしらったものが多く、これを現代版臼杵焼の手掛かりとして型打の白磁輪花シリーズを制作している。




