正次郎鋏刃物工芸 刃物研ぎ 実演販売会Shojiro Hasami Blade Crafts Knife Sharpening Demonstration and Sales Event
5/30(金) - 6/1(日)
熟練職人による、刃物研ぎ 実演販売会を開催。高度な職人技を要する「総火造り」と呼ばれる伝統的な製法を用いた手作りの刃物の販売や、ご自宅にある包丁や裁ち鋏の研ぎ直しを行います。
A knife sharpening demonstration by skilled craftsmen and sales event will be held. Handcrafted knives made by a traditional method called “Sohi-zukuri,” which requires a high level of craftsmanship, will be available for sale. We also offer a service in which a craftsmen will resharpen your kitchen knives and shears for a fee.
正次郎鋏刃物工芸
千葉県成田市にある、正次郎鋏刃物工芸の歴史は江戸時代。今では数少ない伝統的な「総火作り(そうひづくり)技法」の刃物鍛冶で作られています。その製造工程は簡単にいうなら刀鍛冶と同じ。高温に熱して溶かした鉄を流し込む型はなく、熱した鉄の板を金槌で叩いて、また熱して叩く、これを何度も繰り返して形にしていきます。

総火造りによって生み出された鋏や刃物は、その見た目からは豪傑な印象を受けますが、実は火の温度や使用する炭の種類、形状、金槌の当て方まで、すべてが細やかに計算され、組み立てられており、道具としての使いやすさ、切れ味は言うまでもなく、プロの料理人を中心に高い支持を受けています。

また、刃物の中でも工程が多く、高い技術が必要とされる「鋏づくり」が始まりの正次郎鋏刃物工芸の鋏は、洋裁・和裁のプロの職人たちが憧れる裁ちばさみとして、使いやすさや切れ味が抜群です。その技術を受け継ぐ石塚さんの作る刃物は、刀や鋏の技術が受け継がれた逸品です。

今回は、正次郎打刃物工房の六代目 石塚祥二朗さんにご来店いただき、ご自宅で使っている包丁や裁ち鋏を研ぎ直していただきます。
良い刃物を持っていても、研ぎがきちんとなされていなければ切れ味は鈍くなります。
刃物の切れ味が気になっている方は、この機会をご利用ください。当日は、石塚さんに直接刃物を見ていただき、その場で研ぎ直していただきます。刃物の種類や混み具合によっては、お預かりし後日お渡し致します。ご了承ください。
* 刃物研ぎは有料となります。刃の長さ・刃こぼれの状態により、お値段が変わりますので、当日、直接ご確認ください。(包丁2,200円~ / 裁ち鋏 4,180円~)
■ 開催時間
5/30(金) 12:00 – 18:00
5/31(土) 12:00 – 18:00
6/01(日) 12:00 – 17:00
* 研ぎの受付時間は、終了時間の1時間前とさせていただきます。

当日は、実演だけでなく、正次郎作の包丁や裁ち鋏も販売しています。どうぞ、受け継がれた逸品の手技を、どうぞご堪能ください。