漆の愉しみ – 中島忠平漆器店 輪島塗The Pleasure of Lacquer - Nakashima Chubei Lacquerware Store, Wajima lacquerware
11/1(水) - 12/31(日)
日本を代表する工芸品「輪島塗」。定番のお椀から、お正月を華やかに迎える福助、沈金、漆絵など、伝統を受け継ぐ堅牢優美な中島忠平の輪島塗が揃います。お椀のセミオーダー開催。
Wajima-nuri is one of Japan's most popular crafts. We have a wide variety of Wajima-nuri lacquerware, from classic bowls to New Year's decorations, all of which are made by the traditional craftsman, Nakashima Chubei. Semi-ordering of bowls will be available.
中島忠平漆器店
輪島塗の老舗 中島忠平漆器店は、明治5年創業。能登の国輪島鳳至町に居を構え、塗師(初代)忠平を号し、以来伝統工芸輪島塗漆器を製作してきました。
誇るべき伝統的な技術や永く愛されている商品を守りつつ、一方で、国内外含めより多くの場面で用いられるよう、華やかな宴を彩るおおぶりなオードブル重など、従来にはなかった新しいスタイルの漆器も日々生まれています。
期間中、特別にはじめての試みとして、輪島塗お椀のオーダーも開催します。パーソナルなギフトや自分へのご褒美、お正月の準備などに最適です。
11月3~5日の3日間、輪島より若手職人 中島悠さんが店頭にて商品のご説明やオーダーについてなど、お話くださいます。ぜひこの機会にお出掛けください。
輪島塗
日本を代表する工芸品である漆器。なかでも縄文時代前期(約5000年前)から脈々とその伝統を受け継いできたところが能登半島であり「輪島塗」です。
輪島塗の大きな特徴として、輪島の地の粉が使用されているということです。地の粉とは輪島付近の小峰山から出る粘土を焼いて作ったもので、それを輪島塗の下地に用いることで輪島塗が丈夫だといわれる大きな要素の一つとなっています。その他に、木地の外側や損傷しやすい箇所に漆で麻布を貼る布着せの技法も輪島塗ならではの工程です。
特に、輪島塗は他産地には類を見ない丁寧な塗りが魅力のひとつで、塗り上げるまでに20工程以上、総手数では75~124回にも及ぶ丁寧な手作業で作られています。手間もコストもかかる本堅地で統一したことでブランドとしての価値を高め、安価に作ることに重きを置かず技術を守ってきたのが輪島塗の特徴です。
また、輪島塗の優美さは塗面の美しさとそこに施された加飾によって創り上げられています。加飾では特に、沈金(ちんきん)技法は輪島で完成したといわれ、多くの名工を育ててきました。
このように、輪島塗は堅牢な塗りと加飾の優美さを特徴とし、日本を代表する漆器として高く評価され、1975(昭和50)年には、通商産業省(現:経済産業省)の伝統的工芸品に指定され、さらに1977昭和52年4月25日には国の重要無形文化財に指定されました。
同時開催
輪島塗のお椀 お誂え受注会
11/1(水) – 12/31(日)
輪島塗職人 中島悠さんご在店日 11月3日(金).4日(土).5日(日)
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