「良きが上にも良きものを」大倉陶園OKURA TOUEN -Always creating the finest and greater porcelain-
9/1(木)~10/31(月)
1919年創業以来「良きが上にも良きものを」の志を理念として数々の名品を創り続けています。多くのコレクターの方々に愛されている「大倉陶園」の名品をお楽しみください。
Since its establishment in 1919, Okura Touen has continued to create numerous masterpieces based on the philosophy of "always creating the finest and greater porcelain”. Please enjoy the masterpieces of Okura Touen, which are loved by many collectors.
世界を魅了する究極の白磁
日本を代表する洋食器の最高峰
「良きが上にも良きものを」。この想いを貫くこと百余年、大倉陶園は1919年に大倉孫兵衛・和親父子により創立されました。
およそ一世紀前、日本のセラミックの歴史を切り開いた輸出商社「森村組」が誕生。創業者である森村市左衛門の「国利民福」に共感した義弟の大倉孫兵衛は共に事業に参画し、後に現在の(株)ノリタケカンパニーリミテッド、TOTO(株)、日本ガイシ(株)など日本のセラミック業界を牽引する組織を生み出す一方で、美術品的価値の高い磁器を作る事にも情熱を注ぎ、私財を投じて「大倉陶園」を設立しました。
製品は“セーブルのブルー、オークラのホワイト”と称され、“色の白さ、磁器質の硬さ、肌のなめらかさ”に大きな特徴があります。完璧な白磁の美しさを創り上げるために、最高級カオリンを贅沢に使用。焼成には世界でも類を見ない1460度の高温で本焼きをするなど、卓越した技法を完成させました。
さらに大倉陶園独自の技法である『岡染め』『エンボス』『漆蒔き』などの技法は、熟練を重ねた職人が一つひとつ製作し、品格のある個性を醸し出しています。
世界でも類を見ない技法を継承し、手作業による美しい加飾やデザインが施された製品は、洋食器という分野でありながら日本の文化と伝統を宿し、海外からの要人や賓客を迎える赤坂離宮や京都迎賓館の御用洋食器をはじめ、一流ホテル等でも広く採用され、数多くの晩餐会を彩ってきました。
1959年の皇太子明仁親王と同妃美智子の成婚時には晩餐会の食器を納め、以後も日本の皇室御用達窯となっています。
今回は、多くのコレクターの方々に愛されている「大倉陶園」の名品の中から、「大倉陶園」の代名詞とも言える美しい「ブルーローズ」、漆蒔(うるしまき)技法を使用し、色の深み、艶やかさを表現している「色蒔き(いろまき)」など、それぞれに技法を凝らした品々をご紹介します。