ハレの日の江戸小紋 お誂え会Edo komon Order day
6/15(水) - 6/21(火)
「江戸小紋染工房 小林染芸」 古典的な伝統柄から、着る人らしさを表現できる遊び柄、また夏に向けた爽やかな色合いのものまで、豊富な中から江戸小紋をお誂えいただけます。
We offer a wide selection of custom-made Edo komon, from classic traditional patterns to playful patterns that express the wearer's personality, and fresh colors for summer.
江戸時代からの技法そのままに染められた手付けの江戸小紋。江戸小紋の着物は帯合わせによって雰囲気の変化を楽しむことができ、礼装やお茶席からちょっとしたお食事など、様々なシーンで広く重宝するきものです。
素朴な雰囲気の伝統柄から着る人らしさを表現できる遊び柄まで、そのバリエーションの豊富さが選ぶ楽しみのひとつとなっています。また「江戸小紋は色で着る」と言われるほど、同じ柄でも色によって印象は千差万別。シックにもモダンにもなる色の持ち味も魅力です。
期間中は、微細な美しい江戸小紋が一堂に会し、古典的な伝統柄から着る人らしさを表現できる遊び柄、また夏に向けた爽やかな色合いのものまで、豊富な中からお楽しみいただけます。
会期中は、「江戸小紋染工房 小林染芸」の小林福司氏も在廊予定です。お好きな色と柄をお選びいただきオーダーすることも可能です。自分らしさを表現できるオーダーにて、伝統的な江戸小紋をお誂えしませんか。
※全日12:00~17:00頃を予定しておりますが、予告なく変更になる場合もございます。
江戸小紋の歴史
小紋染めの発祥には諸説ありますが、江戸時代初期には、紀州藩の保護奨励と型紙商人の努力により伊勢型紙の小紋は隆盛を極めました。特に武士の裃用小紋の需要が高まり、参勤交代により江戸城内に集まった全国の大名家はその装束に気を配り、藩ごとに裃の小紋柄を定め、これらを定め小紋、御留柄、として一般の使用を禁じていました。
江戸も中期となると一般庶民のなかでも小紋染めのきものが流行り、大根、松葉、団扇などをデザインした洒落た柄が生まれている。明治に入り、化学染料が輸出され小紋は全盛期を迎え、新政府に対する気概を胸に抱く江戸っ子の趣味に合う復古調の柄が流行し、紋付き等に格調高い小紋が染め出されました。昭和30年「江戸小紋」として重要無形文化財に指定されています。
小林 義一・小林福司 Yoshikazu Kobayashi ・Fukuji Kobayashi
東京染小紋の高度な技術・技法を継承し、独自のデザイン、色彩感覚を活かした江戸小紋を丁寧に作り続けている「江戸小紋染工房 小林染芸」。伊勢型紙を使用しての捺染における両面染の技能は特に優れており、その創作品は数々の賞を取得し、後継者育成にも力を注いでいます。正統派の格式高い江戸小紋から洒落っけあるものまで、自分好みの一枚をお誂え致します。