透明感ある美しい青白磁・白瓷 気品の快山窯Kaizan klin -Transparant and beautiful blue-and-white / white porcelain-
梅雨の雨音、空に浮かぶ雲...自然にとけ込む、透明感のある色が美しい。日本における青白磁・白瓷の第一人者、人間国宝.塚本快示氏の遺志を受け継ぐ、気品ある快山窯のうつわ。
The elegant Kaizan kiln inherits the legacy of Mr. Kaiji Tsukamoto, a living national treasure and Japan's leading expert in blue and white porcelain and white porcelain.
中国古来のうつわの美しさに魅せられて

穏やかな青の濃淡が美しい青白磁と、“アイボリーホワイト”と称されるほのかに黄味を帯びた温かみのある白瓷(はくじ)。
9代目塚本快示さんは中国陶磁の最高峰と言われる青白磁・白瓷の技術保存作家として重要無形文化財(人間国宝)に認定され、10代目の塚本満さんと長男の英貴さんがその遺志を受け継ぎ、気品ある格調高い器を制作しています。
快山窯のうつわにはどれも、ほかにはない品位が備わる。「凛として気高く、威張らず、へつらわず。でも心の中にすっと入ってくるようなうつわでありたい。そういうこだわりで作っています」。そう話すのは、 塚本満さん。

中国古来のやきものに魅せられ、独自に発展を遂げてきた快山窯の青白磁・白瓷。
「私たちにしか作れない独自のやきものをめざして作陶に向き合ってきました。イメージは、日本ならではの四季に耐えられるようなうつわ。芯のある強さの中に、大らかさがあるような」と満さん。

「戦後、日本の生活スタイルがどんどん欧米化していきました。そういうときに、日本の文化はどうあるべきか、とよく考えます。変わる時代の中にもそばには美濃焼があって、そこから“日本らしさ”を感じていてほしい。懐古主義でなく、開けた未来でも使ってもらえるようなうつわを作っていきたいですね」。長い伝統があるからこそ、どこまでも先の未来も見据えたモノづくりが継承されています。
参照 TOKI MINOYAKI STORY
