小糸?春光を謳う[koito]Spring pleasure
ミモザ色の晴れやかな立て暈しの付け下げを、『小糸』のバッグや帯留めで今様のおしゃれスタイルに演出。
[Koito], a selection of sophisticated accessories, has joined the "Kimono calendar" that is delivered with the subtleties of the season. Please meet a beloved supporting player who is active in both kimono and western clothing.
晴れやかな色と色との競演
光の加減で更紗調の地紋が浮き立つ白生地を鮮やかなミモザ色に染めた付け下げは、あたかも春爛漫の悦びを纏うよう。立てに暈し入れた淡色が上品なアクセントとなり、光の揺らめきを感じさせるようです。一瞬で目を引き寄せられる色のエネルギーに加え、色無地感覚のデザインなので帯あわせも万能です。
今回は、青磁色をベースにヨーロピアン調の文様を織りだした袋帯を合わせ、カクテルドレスのような装いに。オリエンタルな印象を放つ「JOJO reticule」のピーコックグリーンのバッグや、春の穏やかな気配を京都の絹糸で閉じ込めたような「stitch」の帯留め(ブローチ)など……。
『小糸』が贈るお洒落の名脇役たちは、コーディネートの腕の見せ所となることでしょう。

文/k.regalo 樺澤貴子
『小糸』
監修者プロフィール k.regalo 樺澤貴子(カッパ・レガーロ/かばさわ たかこ)
執筆と編集、ギフトプロデューサー
きもの専門誌の編集者歴約20年。『柴田理恵のきもの好日』(柴田理恵著、平凡社)、『母のタンス、娘のセンス』(一色采子著、世界文化社)、『大人のおでかけゆかたコーディネート帖』(秋月洋子著、小学館)など、受け継がれたきものを今様に着こなす書籍やスタイル提案本を手掛ける。2019年には日本橋髙島屋本店で恒例の呉服イベント「東西名匠老舗の会」のトークイベントのパネラーとして出演。日本の伝統工芸の発掘や季節の機微を味わう、モダン室礼のワークショップも主宰。