現代によみがえる匠の技 – みかわち焼 –-yu - Mikawachi ware fair
1/2(日)~1/31(月)
ゆったりと寛ぐ悠然とした時間へ、想いを馳せて名付けた新シリーズ「悠(ゆう)」から、お茶のひとときを優美に彩る、茶器や香炉などご紹介します。
From the series "Yu", named after the idea of a relaxing and leisurely time, we introduce tea utensils and incense burners that gracefully decorate your tea time.
江戸時代、平戸藩の藩主・松浦公のための器や献上品をつくる「御用窯」として繊細なやきものを数多く残し、その技や心粋きはいまでも脈々と息づいている三川内焼が勢揃い。三川内焼の連綿と続き未来へと継承されていく悠久の歴史と、ゆったりと寛ぐ悠然とした時間へ、想いを馳せて名付けた新シリーズ「悠(ゆう)」から、お茶のひとときを優美に彩る、茶器や香炉などご紹介します。
三川内焼
江戸時代には平戸藩の厚い保護の下、朝廷や幕府への献上品を焼く御用窯として発展しました。
陶土を塗り重ね図柄を立体的に表現する『置き上げ』の技法や、日本画のような描写など、他の追随を許さない高度な技術を確立しました。
19世紀には、繊細優美な「みかわち焼」は、海を渡り、ヨーロッパの人たちをも魅了しました。薄作りの白磁は高い評価を得て、当時のものは大英博物館などに所蔵されています。
そして今、こうした御用窯で培われ、世界で評価された「みかわち焼」の伝統美と技術を、各窯元が改めて見直し、今の暮らしを彩る新しいうつわ作りに挑んでいます。