夏の名残り 柳瀬本窯元・高取焼宗家Yanase kiln・Takatori-yaki soke
9/1(水)~
立秋を迎え、「天空の窯郷 こいしわら」の伝統ある2窯より、季節を先取りして、涼やかな秋風を感じられる、現代のライフスタイルに調和するモダンなうつわをお届けします。
With the arrival of the first day of autumn, the two traditional kilns from Koishiwara will deliver modern vessels that harmonize with modern lifestyles and allow you to feel the cool autumn breeze ahead of the season.
暦の上では「立秋」、蝉の声と暑い日差しが降り注ぐ日々が続いています。立秋以降は暑くても夏の名残、“残暑”となり、暑中見舞いの葉書も「立秋」を過ぎると残暑見舞いとなります。「立秋」は七十二候では「涼風至る」。涼しい風が初めて吹き、秋の気配の始まりを感じられる頃となります。季節はもう秋の入り口です。
連載している「天空の窯郷 こいしわら」のうつわ。伝統ある2窯より、季節を先取りして、涼やかな秋風を感じられる、現代のライフスタイルに調和するモダンなうつわをご紹介します。
小石原焼 柳瀬本窯元yanasehonkamamoto
創業から350年、伝統を受け継ぐ筑前小石原焼の柳瀬本窯元は、本窯十統の一つとして 支えてきた柳瀬本窯元。小石原焼の特徴でもある飛びカンナやくし目刷毛目をふんだんに生かしたうつわ、小石原焼の伝統的な手法をベースに伝統と現代様式が溶け合ったうつわを生み出しています。
今回ご紹介するのは、秋を先取りして、土ものながらクールな印象の、現代のライフスタイルにに調和する新スタイルなうつわを。お届けします。
高取焼 高取焼宗家takatoriyakisouke
高取焼宗家は、400年の歴史、一子相伝による直系の窯元です。
髙取焼は、慶長5年(1600)現直方市にある鷹取山の麓に永満寺窯を築かせたのが始まりです。一子相伝により伝えられてきた秘伝書に基づき、薄くて軽い瀟洒な造りに施された「七色くすり」の釉薬が特徴です
黒田藩の御用窯として、今も遠州茶道宗家の指導を受け伝統技法を継承。今も長石や陶土を唐臼でつき、登り窯等の薪窯による焼成を行っています。
今回は、伝統の中にありながら、クールスタイルの渋いゴールド、しっとりと秋の夜長を愉しむうつわをお届けします。
天空の窯郷 こいしわら
四季折々の美しい自然に囲まれ、冬は薪ストーブが欠かせないほど雪深いこの山里に、民芸運動の牽引者である柳宗悦、バーナード・リーチが来村したことで小石原の名は一躍有名となりました。日用雑器としての道を歩みながら、「用の美」を確立した小石原焼と、「綺麗さび」と表現される遠州七窯の風格を今に伝える高取焼。小石原焼が今日のような評価を得るに至ったのは、この二つの焼き物の調和のとれた共存の賜物です。
この2つの陶器の流れを汲む50軒ほどの窯元が、今も伝統の技を 大切に受け継いでいます。
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