きものの愉しみ 燕去月Japanese Kimono
今年はきものを着る機会が減っています。こんなときだからこそ、家族との大切な日や季節や暮らしの節目にきものを、何気ない夕涼みやお散歩に浴衣をお召しになってみてはいかがでしょうか。
Opportunities to wear kimono are decreasing this year. It is at such a time, why don't you try to wear a kimono for an important day with your family or milestone, and Yukata for a casual evening walk.
佐竹塾 8月30日(日)・31日(月)
西陣織を始めて今年で70周年、美智子妃殿下をはじめとした各界の著名人に選ばれている「佐竹孝機業店」。現在、石川県を拠点に帯を製作し、加賀の献上絹である「加賀絹」の製作も、蚕を育てるところから行っています。京都西陣に店を構え、品格ある着物文化の一端を担っています。
今回は、「佐竹孝機業店」を家業とする佐竹美都子さんをお招きし、まるで蝶が羽ばたいているように角度によって輝きが変わる、軽やかな蝶の文様の帯や、西陣の機を駆使して織られた新柄など、様々にご案内いただきます。美都子さんの素敵なお人柄に触れながら、存分にお愉しみください。
※同時開催 きものクリニック
佐竹美都子さんより…
私のブランド「かはらひこ」の今年のテーマは「日本をもっと楽しむ」。きものを通じて、日本をより深く知って感じてほしい!という思いから。
帯屋としてできることとして、より自分らしく、素敵に、どきどきする着姿、もっときものを好きになるコディネートを提案していきたいと思います。
講師プロフィール
昭和51年 京都府生まれ
平成11年 同志社大学 卒業
平成16年 アテネオリンピック セーリング競技 日本代表
引退後、見習いを経て製作に携わる
平成24年 (株)西陣坐佐織 設立
平成25年 「かはひらこ」立ち上げ
アパレルなどコラボ企画多数製作
馬場塾 8月20日(木)・21日(金)
日本一の帯の産地「京都西陣」から屈指の技術を誇る「とみや織物」の工場長・馬場洋次郎氏による「馬場塾」。このたび、平山郁夫シルクロード財団から工芸品としては初めての許諾を得ることができ、平山郁夫の代表作のひとつ「パルミラ遺跡を行く 夜」「小泉富士」の額絵を製作致しました。織物は、西陣の織の技を極限まで高めた「紹巴綴織(しょうはつづれおり)」で織り上げ、その技術は、拡大すると一目瞭然で、肉眼では判別できないほど細かく織られています。