福岡県福岡市朝倉郡東峰村―標高500mの高原に位置し「天空の窯郷(かまさと)」とも称される器と棚田の里、こいしわら。
この地には、一面に広がる棚田の中に、小石原焼や高取焼の窯元が集まって暮らしています。この日本の原風景を思わせる景色は、この地で代々受け継がれてきた「半陶半農」―器づくりと米づくりを生業とした先人たちの手によりつくられました。
今回は、今もこの昔ながらのライフスタイルを実直に守る「カネハ窯」の熊谷裕介さんをご紹介します。
2019 新米「天空の窯郷米」のご予約
7/25(木)より、店頭にてカネハ窯・熊谷さんが育てた新米のご予約を受け付けます。
※WEBでのご予約は8月以降に改めてご案内いたします。
[お米の情報]
品種:夢つくし
「夢つくし」は福岡県生まれ、現在も福岡県でしか生産されていないお米です。育成は平成5年から始まり、福岡県のオリジナル米であるため、福岡県内では非常に有名なお米ですが 関東圏ではまだまだ知られていません。コシヒカリとキヌヒカリの交配により生まれた夢つくしは、キヌヒカリのほどよい粘り気に、コシヒカリのしっかりとした歯ごたえを加え、柔らかで包み込むような 食べ心地で、決して主張しすぎないほど良い甘味があり、見た目の光沢も非常に美しく良質な味わいが特徴と言えるでしょう。日本穀物検定協会の米の食味ランキングでは、平成24年から3年連続でAランクの高い評価を得ています。
-スタッフコメント-
一粒一粒しっかりとした粘りを感じ、噛むほどに口の中に甘みが広がり、つい何杯も食べてしまう美味しさ。白米だけでも十分なうまみが感じられるので、ぜひおにぎりで食べていただきたいお米です。
[天空の窯郷米 価格のご案内]
・3合 (450g) ― 400円
・1㎏ ― 700円
・3㎏ ― 2,100円
・5㎏ ― 3,500円
※配送料はご予約後、こちらから別途ご案内いたします。
ろくろ実演 7/25 (木) 11:00~17:00
7/25(木)は新米の販売を記念して、熊谷さんによる「ろくろ実演」を開催します!小石原焼の人気の理由ともいえる独特な文様が刻まれるところもご覧いただけるかもしれません。ろくろの回転を利用しながら、ほんのわずかな間に施されるのですが、その繊細な技術かつ大胆な方法にきっと驚かれると思います。(ぜひページ下部のyoutubeもご覧ください。)
また、当日は熊谷さんによる小石原焼のお茶碗も届きます。ご購入もできますので、こちらもどうぞお楽しみに。
カネハ窯
カネハ窯は昔ながらの陶芸の生活「半農半陶」を中心とした物つくりをしています。 小石原は標高500mあり、お米が美味しいところでもあります。冬は雪が60㎝くらいは積雪するところで薪ストーブは陶芸の生活でも欠かせません。この生活環境から生まれ出てくる自然の恵を利用した「焼き物つくり」と「農業」を同時に作りだしている窯元です。特徴としては伝統的な技法・技を引き継ぎながらも、現代の生活になじむ物つくりをしていて、昔からの生活の知恵を生かした物の提案などをしていきたいと思っております。