毎年1月に特集している三川内焼。今年のテーマは「贈り物」。各窯がそれぞれ贈り物をテーマにした新作のお披露目です。アート感覚で楽しめる豆皿ギフトや、赤ちゃんのお祝い用の離乳食のうつわセット、お父さんの晩酌セット、お洒落な方へのカフスなど…、窯元それぞれが工夫を凝らした様々な「贈り物」が届きました。
また、毎年届く豆皿セレクションも、さらにバージョンアップして約300種が勢揃い。窯元それぞれの個性豊かなの豆皿の競演をお楽しみください。
三川内焼
400年以上の歴史を持つ「みかわち焼」。
江戸時代には平戸藩の厚い保護の下、朝廷や幕府への献上品を焼く御用窯として発展しました。陶土を塗り重ね図柄を立体的に表現する『置き上げ』の技法や、日本画のような描写など、他の追随を許さない高度な技術を確立しました。19世紀には、繊細優美な「みかわち焼」は、海を渡り、ヨーロッパの人たちをも魅了しました。薄作りの白磁は高い評価を得て、当時のものは大英博物館などに所蔵されています。
そして今、こうした御用窯で培われ、世界で評価された「みかわち焼」の伝統美と技術を、各窯元が改めて見直し、今の暮らしを彩る新しいうつわ作りに挑んでいます。
主催:三川内陶磁器工業協同組合