自然や祖先を敬う、感謝する心、そこから生まれる「しまのかたち」。多くの島々からなる沖縄は、かつては「琉球」と称され、独自の工芸や美が生み出され、営みがありました。15世紀に統一王朝が成立し、400年以上にわたって東アジアを舞台に“万国津梁(世界の架け橋)”として繁栄していたと言われています。
そうした琉球の繁栄を誇るかのような美しい伝統工芸品からは、螺鈿・沈金・箔絵などの技法を使ったきらびやかな漆器や、琉球絣や紅型に代表される様々な染織品。沖縄の暮らしの営みの中で生まれたやちむんや琉球ガラス、食品など、現代のものから骨董まで、時代を超えて受け継がれてきた「琉球の風」を感じてください。
2018年6月30日