> 薩摩切子(鹿児島)

2018年3月28日

幕末の激動が生んだ究極の切子

江戸時代、薩摩藩島津家27代当主・島津斉興が、製薬工場を設立しそこで必要な医薬品用のガラス器をつくるため、江戸から職人を招いたことからと始まりました。その後ペリー開港の2年前、篤姫の養父であった島津家28代当主・島津斉彬が薩摩切子を開発し、将軍家の献上品や海外交易品とされ、大胆なカットや細かい文様から生まれるグラデーション「ぼかし」は、どこか幽玄な味わいを醸し出し、当時諸外国を魅了したと言われています。ところが斉彬の急逝や薩英戦争による工場の破壊され、維新の動乱の中、衰退の一途をたどり、わずか20年足らずで薩摩切子は終焉してしまいます。

120年の沈黙を破り復活した黒切子

そして100年後の1985年、薩摩切子は、島津家の主導で復刻が試みられ、なかでも黒切子は十数年かけて開発されました。薩摩切子の生地は透明ガラスに色ガラスを厚く被せた「色被せ(いろきせ)」という技法で作られます。収縮の度合いが異なる2色のガラスの膨張を揃えながら吹くことは通常でも難しい上に、生地の裏側が見えないので手に伝わる感覚と微妙な音の揺れだけを頼りに繊細な模様を削る黒切子は、まさに五感が生み出す卓越した手技、究極の切子と言えるでしょう。

彗星のように現れて消えた薩摩切子は、色褪せることなく、今も人々をひきつけてやみません。

Products

THE COVER NIPPON ONLINE SHOP PRODUCTS

MENU

  • TOP PAGE
  • ABOUT US
    • CONCEPT
    • SHOP INFO
    • ACCESS
  • PRODUCT
      • 江戸からかみ(東京)
      • 美濃和紙(岐阜)
    • 漆器
      • 会津漆器(福島)
      • 金沢漆器(石川)
      • 山中漆器(石川)
      • 高岡螺鈿細工(富山)
      • 越前漆器(福井)
      • 飛騨春慶塗(岐阜)
    • 陶磁器・硝子
      • 九谷焼(石川)
      • sghr(千葉)
      • 江戸切子(東京)
      • 江戸硝子(東京)
      • 會田雄亮<練込>(山梨)
      • 常滑焼(愛知)
      • 美濃焼(岐阜)
      • 有田焼(佐賀)
      • 波佐見焼(長崎)
      • 三川内焼(長崎)
      • 薩摩切子(鹿児島)
      • 琉球焼(沖縄)
      • 琉球硝子(沖縄)
    • 木・竹工
      • 大館曲げわっぱ(秋田)
      • 樺細工(秋田)
      • 箱根寄木細工(神奈川)
      • 駿河竹千筋細工(静岡)
      • 大川組子(福岡)
    • 金工
      • 南部鉄器(岩手)
      • 山形鋳物(山形)
      • 東京銀器(東京)
      • 燕鎚起銅器(新潟)
      • うるしカトラリー(新潟)
      • 高岡銅器(富山)
      • 大阪浪華錫器(大阪)
      • 堺刃物(大阪)
      • 薩摩彫金(鹿児島)
    • 染織
      • 結城紬(茨城)
      • 久留米絣(福岡)
      • テーブルマット・コースター
      • 風呂敷・袱紗
    • 服飾雑貨
      • 横浜スカーフ(神奈川)
      • kawa-kawa(大阪)
      • theta slipper(岐阜)
      • 鞄・財布
      • 紳士小物
      • 扇子
      • 袋・ポーチ
      • 洋傘・日傘
      • 帽子
    • 食品
      • 宇治茶(京都)
      • 菓子
      • 調味料
      • 日本茶
    • その他
  • CONTENT
    • Event
    • モノ・こと・暮らし
    • 季節のモノがたり
    • 品々/Products
    • さんちのおと
    • 着物の愉しみ
    • コラム
  • ONLINE SHOP
CLOSE