重厚な漆塗り、華麗な金箔や蒔絵、精巧な宮殿や彫刻、金具細工など、職人の技の粋と贅の極みを施した八女福島仏壇。そのルーツは江戸時代後期にまでさかのぼり、江戸時代末期には九州の仏壇製造の基礎となる技術が確立され、明治時代には産業にまで発展します。その伝統を今なお守り伝えつづける「筑後の誇り」、それが八女福島仏壇です。
八女福島仏壇を一本つくるのにどのくらいの工程がかかるかご存知でしょうか。
答えは、約80工程にもなります。八女福島仏壇は仕上げ部門、木地部門、宮殿部門、金具部門、彫刻部門、蒔絵部門の全 6部門からなり、現在も分業体制で生産されています。
今回、THE COVER NIPPON では今年度新たな試みとして制作した仏壇を展示して、今後の八女福島仏壇の継承と発展の為に下記の日程において皆様からご意見を賜りたいと思います。また、期間中は蒔絵部門と金具部門から職人を招き実演を開催します。最終日にはめったに見られない仏壇の解体ショーも開催します。
日々切磋琢磨する職人技を間近でみられる機会ですので、みなさんお誘いあわせの上、ご来店下さい。
開催概要
- 【日時】
- 新開発仏壇 展示期間:平成30年2月16日(金)~2月21日(水)
蒔絵実演:平成30年2月16日(金)、17日(土)13:00 ~15:00
金具実演:平成30年2月17日(金)、18日(日)13:00 ~15:00
解体ショー:平成30年2月21日(水)13:30 ~ - 【場所】
- THE COVER NIPPON TOKYO
東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウンガレリア3階E-0305
会場詳細
実演イベント
[金具実演]
入部一臣
昭和52年 1977年1月14日生まれ
24歳で、二代目入部順次のもと三代目として家業に入る
仏壇、社寺、神輿、文化財等の錺金具制作
28年 山車 鉾保存委員に認定
[蒔絵実演]
松本仁邦
昭和28年2月9日生まれ
鹿児島県川辺町の外薗蒔絵店に弟子入り修行の後、30歳の時八女市に於いて開業
- 主催
- 八女福島仏壇仏具協同組合
- 出展
- ㈲鶴仏壇工芸仏匠、漆工房岩弥、入部錺金具製作所、松本蒔絵店、㈱おがた仏具店