この季節、単衣から薄物へと移り、7.8月は絽や紗など透け感のある生地で単衣仕立てのきもので目に涼やかな涼を愉しみます。7月のTHE COVER NIPPONでは、半襟ときもののお手入れを特集します。 古来よりきものの愉しみとして、美しく移り変わる日本の四季を写しとり、旬の絵柄や色彩、素材などを愉しんできました。そして季節によって天気や気温が変化する日本では、季節ごとに衣類や持ち物を替えて、特に夏冬の季節の変わり目に衣類を改めることを「衣替え」といいます。きものでは、この衣替えのしきたりが今も大切にされてきました。
半襟の愉しみ
半襟も季節に合わせてきものの仕立てや素材が変わります。秋から春が裏地付きの袷(あわせ)、初夏から初秋は裏地のない単衣(ひとえ)。半襟の素材も変化し、袷用の塩瀬と単衣用の絽の2タイプがベースになります。それ以外にもさまざまな柄や素材があります。今夏、刺繍ものや小紋染、伊達な男もの、扱いやすいシルックなど様々な種類の半襟を取り揃えました。衣替えに合わせて、暦に合わせた半襟やきものに合わせてお愉しみください。
きもののお手入れ
大切な着物をいつまでも美しく、艶やかさを守るためには、しっかりと着物のお手入れをすることが必要です。単衣・薄物のきものは収納する前の丸洗いをお勧めします。お着物は1回でも着られたら、丸洗いしていただくことが好ましい、デリケートなものです。お着物をきれいに保つためにも、衣替えで収納する前に、クリーニングして、きれいに汚れをとることが必要です。袷のお着物や長襦袢も、見た目には大丈夫そうでも仕舞いこんでいる間に じわじわと汚れや汗染みは浮かび上がってきます。襟元も同じ。新しい季節を迎える時に、すぐに着ることができるよう、襦袢の丸洗いと併せて新しい半襟に付け替えておくこともお勧めします。大切な着物のクリーニング・お手入れ・染み抜きなど、お悩みがございましたら、ご相談ください。
きもののお手入れ 衣替えキャンペーン
7月15日(土)─ 31日(月)
○きもの・長襦袢丸洗い 期間中につき 通常3,800円 → 2,800円
○半襟をお買い上げのお客様限定、半襟付け 期間中につき 通常2,000円 → 1,500円
<お誂え ご相談会> 7月30日(日)・31日(月)
予約制(無料): お名前・ご希望の日時・ご相談内容を記載いただき、下記メールにてお申込みください。
申込・問合先 廣田 kimono@madeinjapan.jp