有田から 夏の食卓を楽しくする、小さなうつわが届きました。
渓山窯の蕎麦猪口や、梶謙製磁社の招福鯛の豆皿など 夏の食卓を賑やかに楽しくする小さなうつわが届きました。使い方次第で料理にはもちろん、ちょっとした小物入れなどいろんなスタイルを楽しめるうつわです。
渓山窯
先々代の頃は料亭や宮内省に納める器も創っていた渓山窯。先代が時代のニーズに合わせ少しずつ家庭用の器も作り始める中で、蕎麦猪口は当窯にとって、とても身近なものになり、今では、常時100種類を超える蕎麦猪口があります。
心地よい暮らしを創造する渓山窯は、これまで創り続けてきた蕎麦猪口の中から、現代(イマ)を楽しむ蕎麦猪口をセレクトした「猪口-CHOCO」。絵柄・大きさともに江戸時代の蕎麦猪口を再現した「EDO-CHOCO」。陶土から厳選し、ろくろを挽いて手作りし、絵付けにもいっそうこだわった「PREMIUM-CHOCO」を創りました。多彩な世界を描き出し、蕎麦猪口の新しい未来を拓きます。
梶謙製磁社
江戸時代から続く佐賀県有田町の梶謙製磁社に代々伝わるのは、磁器の成形に欠かせない数千点にも及ぶ「型」の数々です。
中でも注目すべきは「縁起物」の型。「招福鯛(しょうふくたい)」は、家運・業績が上昇するように願いを込めた「右を向いた鯛」、つまり「右肩あがり」を意味する縁起の良い鯛皿です。これは、明治時代に当窯の遊び心のある職人が、明治維新による「日本の夜明け」を祝して造った木型をもとにしたものです。この「招福鯛」によってみなさまに福が招かれるようお祈りしています。