今月号の特集は、おおらかな型染で知られる「芹沢銈介」。着物や暖簾に見られる染色品以外にも多彩な作品を残しています。中でも硝子絵や板絵、肉筆の書や絵はどれも明るく自由闊達で人気があります。今月 の特別展示は、こうした作品と芹沢銈介旧蔵の骨董品をご覧いただきます。
骨董 巽や
東北一の繁華街、仙台市国分町の少しはずれに一軒の骨董店がある。一歩店内に入ると、やきもの、漆器、ガラス、古裂、江戸の着物などありとあらゆるものが、ところせましと並んでいて、初めて訪れる人は面食らうかもしれません。この「巽や」は、芹沢長介氏が生前、毎日のように通った店。この店を訪れると芹沢銈介の作品や、旧蔵品と出会うことができる。芹沢銈介は多彩な作家で、着物やのれん、屏風といった染色作品のほか、ガラス絵、板絵、肉筆画、書など、実にさまざまな作品をものしています。また筆まめな人だったらしく、お礼状などのハガキにはよく自筆のイラストがあって、それもファンの間で人気が高いとのこと。他ではなかなか見られない品に出会えるお店です。
>>>骨董 巽や 所在地 仙台市青葉区立町25-1 桃李園ビル 1F 電 話 022-265-0642