三寒四温、春の予兆を感じる季節ですが、まだまだ寒さ厳しい日が続いております。そんな寒い日、あたたかくゆったり過ごす時間におすすめの茶器とお茶をご紹介します。
しっとりと手になじむ常滑焼急須
およそ1,000年の歴史を持つ愛知県の常滑焼。いまも「究極の常滑急須」作りは続いており、日々職人が技を磨いています。
しっとりと手になじむ、滑らかな肌。お茶を淹れるときに心地よく手に伝わります。今まではポットタイプなどを使っていましたが、この急須は昔ながらの形。取っ手が横についていることで、手首を少しかえすだけの、小さな動作でお茶を湯飲みに注ぐことができます。そしてなんと言っても最後の一滴まで落としやすいことに、職人の技とこだわりを感じる、とても使いやすい形です。
お手入れも簡単。お茶を淹れ終わったら、強めの流水で注ぎ口や茶漉しの部分からすすぎ、最後に熱湯をかけて乾かすだけで、すっきりと洗えます。
使い心地のよさに感心し、昔からずっと受けつがれているものには「使いやすい」からこそ残っている、ということを改めて実感。「これからもずっと使おう」と大切にしたくなる急須です。
常滑の急須を使い始めてから、お茶を飲む時間がさらに楽しみになりました。今、我が家で毎日使う、定番の急須となっています。
芳ばしい香りが広がるほうじ茶
良い茶器を使うなら、茶葉にもこだわりたいもの。THE COVER NIPPONセレクトの「炒り棒茶」。封を切ると、ふわっと芳ばしい香りが広がります。三重県産の良質な茎の部分だけを選び、独自の製法で焙煎されています。
この茶葉にお湯を注ぎお茶を淹れると、芳ばしさのなかに甘さのある、とても良い香りが立ち上ります。お茶を淹れる前から広がる芳ばしい香りはまるでアロマのよう。いつまでもその香りに包まれたい気持ちになります。
ほうじ茶は、淹れ方もとても簡単です。急須に茶葉を入れ、お湯を注いで30秒ほど待つと、美味しいお茶が入ります。2、3煎目は熱めのお湯で待たずに淹れてください。
湯のみを通して手に伝わるあたたかさと、ほうじ茶の芳ばしい香りで心と体がほぐれてゆきます。
こだわりの茶器とお茶で一服、至福の時間をお過ごしください。
- 常滑焼急須 風月作 愛知
- THE COVER NIPPON
炒り棒茶 三重 - THE COVER NIPPON
オリジナル茶葉