沖縄のゆたかな暮らし
自然や祖先を敬う、感謝する心、そこから生まれる「しまのかたち」。人間国宝の芸術品から、染織やうつわに代表される沖縄の伝統工芸品、沖縄のくらしの中で生まれた民芸品や食品まで、沖縄の夏の風にのせて届きました。
[特別出展]
・人間国宝 玉那覇有公(紅型)
1936- 昭和後期-平成時代の染色家。
昭和11年10月22日生まれ。琉球紅型(びんがた)宗家14代城間栄喜(しろま-えいき)に師事。生地沖縄の伝統的な紅型に現代の感覚をとりいれた作品を制作する。平成8年人間国宝。
・人間国宝 金城次郎(琉球陶器)
1912-2004 昭和-平成時代の陶芸家。
大正元年12月3日生まれ。生地沖縄県那覇市の壺屋(つぼや)の新垣栄徳(あらがき-えいとく)にまなぶ。浜田庄司,河井寛次郎らにも師事し,昭和32年国展国画会賞,44年日本民芸館賞などを受賞。47年読谷村(よみたんそん)に金城次郎窯をかまえる。琉球陶器の伝統と技術をまもりながら,線彫りの魚や海老の模様で躍動感あふれた作風をきずいた。60年琉球陶器で人間国宝。平成16年12月24日死去。92歳。