2012年5月31日
日本の森の恵みのある暮らしを
古くから家具づくりや建築文化が継承されてきた、岐阜県飛騨高山。
「yuika(ゆいか)」を作っている工房は飛騨高山にあり、地元の森を熟知している飛騨高山森林組合との協力で、森の生態系の循環を壊さないように材料を採集し、それを森の適正な管理・手入れにもつなげたいと考えています。そして、自然の循環に人も関わりを持ち続けていきたいと願っています。
アロマの香りを嗅ぐことによって「香り」を通じてリアルな自然とつながる。天然のアロマは自然と人間とをもう一度つなげ、アロマの原材料を採集する過程で山や森林の手入れができるので、自然の再生にもつながります。森からアロマの原材料を採ることが、山の手入れに完全に結びついているのです。日本の人工林(スギやヒノキを植林してきた森林)や二次林(人間が一度伐採した後に木が育ってできた森林)を手入れすれば、森林環境は良くなり豊かになります。その手入れの際に出る間伐材や枝葉を原材料に、手間ひまかけて蒸留して抽出されるのが、この日本産アロマです。たとえば、これまで捨てられてきたスギやヒノキの葉を丁寧に選りすぐって集めると、それがアロマの素になります。下草刈でどんどん刈られてその場で捨てられた小灌木を丁寧に手入れしながら集めると、アロマの原材料にできます。そして、森は再生され生態系は豊かになっていくのです。森が与えてくれる恵みと寄り添い、生き生きとした暮らしを始めてみませんか。
EVENT