2012年4/28(土)~5/31(木)
長崎五島から、無農薬栽培の椿の実から昔ながらの製法で絞った椿油や、確かな職人技で造られた高純度・無添加の石鹸など、貴重かつ稀少な椿油が届きました。
期間中は 店頭で椿うるおい石鹸の泡体験を行います。日本人の繊細な肌に馴染みやすい石鹸を、是非この機会に、実感してください。
※詳細・スケジュールは店舗スタッフにお問合せください。
長崎五島の天然ヤブツバキ
長崎の五島列島の山々には、椿油の原料となる天然のヤブ椿が多く自生しています。五島列島の久賀島という島には一面にヤブ椿が咲き乱れる島があるほどです。
椿油は椿畑を作って、人の手を加え栽培されておらず、山に自生している椿の種を絞って作られているのです。農薬や肥料といったものは一切使用しておらず、天然の椿のみを使用しています。
無農薬栽培の椿の実を天日に干し、湧水と薪を使用して蒸し、合成溶剤を使わず昔ながらの玉締め式の圧縮法で絞った椿油。手間はかかりますが、こうして絞った純度の高い一番搾りの油だけが使用されているのです。
椿油の歴史
椿は日本の特産物の一つであり平安時代の初期にはすでに食用や化粧品、また不老不死の薬として重宝されてきました。
630年頃から唐の国に、遣唐使が贈り物に持って行ったのが椿油です。
江戸時代中期には長崎からオランダに渡り、カメリアオイルと呼ばれヨーロッパでも化粧品などの用途で重宝されていました。そして、女性の艶やかな黒髪を維持するため化粧油として椿油は欠かせないものでした。
また、てんぷらを揚げるときの油としても使われ、食通としても名高かった徳川家康は椿油を使っててんぷらを揚げていたことは有名で、椿油で揚げられるてんぷらは絶品とも言われています。
近年、自然志向の高まりで再び注目されはじめた椿油は、技術の進歩によって化粧品としての効能が解明され食用や化粧品の材料、また注射基材としても使われています。また、皮膚につける軟膏の材料としても使われ、椿油には長い歴史があります。
2012年4月28日