「暮らしに一枚の温もりを」薩摩焼 荒木陶窯"Adding a touch of warmth to everyday life" Satsuma-yaki: Araki Pottery Kiln
10/3(土) − 11/30(月)
約425年前から受け継がれてきた薩摩焼を作り続けている「玉明山 荒木陶窯」。15代目 荒木秀樹氏の新しいスタイルの薩摩焼を中心に、先代 幹二郎氏の貴重な薩摩焼も届きます。
“Gyokumeizan Araki Toyo” has continued to produce Satsuma ware, a tradition passed down for approximately 425 years. We are pleased to present a selection featuring the new style of Satsuma ware created by the 15th-generation successor, Hideki Araki, alongside precious pieces by his predecessor, Kanjiro Araki.
約425年にわたり薩摩焼の伝統を受け継いできた、由緒ある窯元「玉明山 荒木陶窯」。
14代目・荒木幹二郎さん、そして15代目・荒木秀樹さんは、代々受け継がれてきた技術を磨きながら、現代の感性を取り入れた作品を生み出し続けています。
今回の特集では、15代目 荒木秀樹さんの創る、伝統的な白薩摩や黒薩摩、そば釉などの生地に彫刻技法を組み合わせ、現代のライフスタイルに合う洗練されたうつわを中心に、先代 幹二郎氏の貴重な薩摩焼とともにご紹介します。
秀樹さんは、薩摩焼の新しい姿をより魅力的に、自分の理想の表現を求め、行き着いた「彫文」。
土や波など、自然からインスピレーションを受け、幾何学文様をデザインし、器の表面に繊細な彫りを入れ、光の当たり方や陰影によって表情が豊かに変化します。
薩摩焼は「白もん」と呼ばれる豪華絢爛な色絵錦手と「黒もん」と呼ばれる大衆向けの雑器に分かれます。
「白薩摩」は、藩の御用窯である苗代川窯で多く焼かれていた陶器で、白い陶土をに成形して透明釉を掛けたもので、表面の細かい貫入が特徴の一つ。江戸時代には、白薩摩は藩主専用の焼物で、 主に幕府や他の藩への贈答品として生産されていました。
白薩摩の伝統を重んじながらも、現代のライフスタイルにぴったりなコーヒー碗とポット。薩摩焼の定番の絵柄/秋草文が、日常のコーヒータイムに華やかな彩りを添え、特別なリラックスタイムを演出します。
「白もん」に対して「黒もん」と呼ばれる「黒薩摩」。黒もんは鉄分が多い土を高温で焼き締めるため、素朴で頑丈な仕上がりが特徴です。14代目荒木幹二郎さんは日本伝統工芸展をはじめ数々の展覧会で入賞入選を重ね、生活雑器としての黒もんを、格調高い芸術品の域に高めた功績が評価を受けています。
鹿児島県で伝統的に使われる、焼酎を温めるための土瓶型の酒器「黒茶家(くろぢょか)」。薩摩地方独特の呼び名で、焼酎に水を前もって合わせ(前割り)、じっくりと直火などで温めて「お燗」を楽しむために使われます。
美しさや使いやすさを兼ね備えた荒木陶窯のうつわは、ひとつひとつ丁寧に作られており、手仕事による温もりを感じながら、お楽しみいただけることでしょう。




