東京洋傘 – モンブラン 製作実演会Tokyo Umbrellas – Montblanc Umbrella-making Demonstration
8/21(金)・8/22(土)
明治以来の伝統的な「東京洋傘」の技術を受け継ぐ「モンブラン」の山口 君枝さんによる、専用ミシンの縫製や傘骨への取り付けなどの制作工程を実演致します。
We will present a demonstration of the manufacturing process by Ms. Kimie Yamaguchi of Montblanc, who carries on the traditional techniques of Tokyo umbrellas established in the Meiji era, featuring the manufacturing process, including stitching with specialized sewing machines and attaching the umbrella fabric to the frame.
昭和35年の創業以来、傘生地専用織機にこだわり作り続けてきた「モンブラン」社の製品。「ほぐし織」をメインにオリジナルデザインの傘を製作し、その数は300種類以上。1本1本熟練の職人が丹念に作り上げてきました。
『雨の日は憂鬱だから、気分だけでも晴れやかになる傘をみんなに持ってもらいたい』と昭和35年にモンブラン山口を創業した会長が、心底惚れ込みこだわったのが”ほぐし織”という職人の手間をかけた織物です。
数センチに一本づつ”仮糸”(横糸)を入れて”仮織り”した布に、”手捺染(てなっせん)”という手で型染めをする技法で一色づつのせていく。染め上がった布から仮糸を抜き、縦糸だけにしたものをさらに”本織り”するという複雑な工程を経て、独特のぼかしたような風合いの絵柄が生まれます。
織りあがった生地は、傘の種類ごとに異なるサイズに裁断し、ミシンで縫い合わせて傘の骨に取り付ける。「モンブランといえば、ほぐし織」とまで言われるこの生地は、柄をあわせたり生地のゆがみを避けたりするのが難しく、どんな傘職人でも扱えるわけではありません。
また、印象派の絵画のようにやわらかくぼかしたような「ほぐし織り」の美しさを一番感じていただけるのが、雨にぬれた時。雨のしずくがレンズの役割を果たすことで色柄がより鮮明に映え、エレガントな印象を醸し出します。まるで絵画の世界に迷い込んだかのような、ロマンチックな雰囲気につつまれます。
通常の定番に加え、実演当日は、さまざまな絵柄の傘が並びます。こんな傘を手にすると、きっと雨の日が待ち遠しくなることでしょう。
■ 実演会
日時 8/21(金)・8/22(土)
各日 11:00-17:00
実演 山口 君枝(モンブラン)
山口 君枝
Kimie Yamaguchi
モンブラン 専務取締役
山口 君枝
Kimie Yamaguchi
モンブラン 専務取締役
1960年創業、墨田区で東京洋傘を制作・販売。 第一回伝統工芸士資格を受験し、その後、伝統工芸士として活動を広める。 生地の検品・裁断、専用ミシンで傘生地を縫製。その後骨にカバーや手元を取り付けるなど、これらすべての工程(傘を縫う以外)を手作業にて制作。 東京の下町に息づく、「東京洋傘」と呼ばれる伝統的な手作り傘は、今では希少な存在となりつつあるため、その技術と美しさを次世代につなごうと、日々製作に励んでいる。






