針谷蒔絵 掌の中の宇宙展 (石川)Maki-e of Hariya's.
10/1(火) - 10/31(木)
秋の恒例となっている「針谷蒔絵」。山中漆器の伝統工芸士・蒔絵師として活躍する針谷家の、今年の新作を中心に、伝統的な茶道具から秋の装いを華やかに彩るアクセサリーまで勢揃い。
"Hariya Maki-e” exibition has become an annual autumn event. Featuring new works by Hariya family, the traditional artisans and maki-e makers, with traditional tea ceremony utensils to accessories are in store, which will brighten up your autumn outtits.
優美な蒔絵を今の暮らしに
加賀温泉郷のひとつ、山中温泉。松尾芭蕉をはじめ、文人たちにも愛された自然豊かな温泉地、山中温泉は山中漆器の産地でもあります。その地において、蒔絵の魅力を多くの人に伝えたいと活動する蒔絵師一家「うるしアートはりや」の工房があります。
うるしアートはりやでは、伝統的な蒔絵技法を駆使した茶道具や香合から、モダンなアクセサリー、現代の暮らしに寄り添うインテリア小物まで、トレンドを意識した蒔絵の新たな可能性を、それぞれの個性により生み出しています。
この度、山中漆器の伝統工芸士会長を務め業界振興にご尽力を表して、針谷祐之氏が令和6年度『 瑞宝単光章(公的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた人を表彰する勲章)』を受賞なさいました。
蒔絵師として、長年にわたり研鑽された美しい匠の技、そして「これからもご自身にしかできない作品に挑戦しつづけたい」と語る針谷祐之氏の生み出す作品の数々をご覧いただけます。
同時開催
[工芸WS] 針谷蒔絵 セミオーダー会・実演会
針谷崇之:10/12(土)・13(日) / 針谷絹代:10/25(金)・26(土)・27(日)
針谷親子全員による大作の飾り絵「小鳥の楽園」
黒柿にあわせて描いた木地蒔絵の小箱です。お揃いで黒柿のボールペンもご用意しています。
螺鈿や梨地などで繊細で華やかな漆瓶。眺めるだけでも優雅な心地にしてくれます。
ひとつひとつ形の違う鼈甲に蒔絵を施したシリーズ。華やかに胸元を彩ります。
干支の盃シリーズに、来年の干支「巳」もお目見えです。お正月の準備やギフトなどにもおすすめです。
うるしアートはりや( HARIYA )
1981年に山中漆器の産地・石川県加賀市山中温泉にて茶道具の蒔絵師、針谷祐之・絹代により設立。現在は息子の崇之・祥吾も加わり、親子4人で蒔絵作品を製作。茶道具の棗や香合に加え蒔絵を身近に感じて頂きたい思いから蒔絵のアクセサリーや新しい素材への蒔絵など様々な取り組みを行なっている。