きもの暦 ー 季節と綴るきものの愉しみKIMONO -The Joy of Kimono with the Seasons-
【きもの新企画】これまでインショップだったきものコーナーが、THE COVER NIPPON独自のセレクションに一新。日本ときものの歳時記をお愉しみください。
[Kimono renewal] Kimono corner, which used to be an in-shop, has been renewed with THE COVER NIPPON's original selection. Please enjoy the Japanese seasons with Kimono.
新しくご提案するTHE COVER NIPPON のきものでは、日本各地の産地より 風土が育んだきものを、そして、日本の伝統を踏まえた 今様のきものを、テーマや季節とともにご紹介していきます。
きものの歳時記
きものには、日本のあらゆる伝統や文化が詰まっています。色柄に四季や自然を見てとることができ、季節に併せて愉しみ、そこには日本ならではの美意識があります。きものを身に着けて味わう、華やぎ、凛とした美しさ。きものを愉しむ大人の時間がそこにあります。
風土に育まれたきもの
きものには、日本各地に染織の産地があり、世界に類をみないほどの技があり、季節感ある色柄や風合いは様々に富んでいます。それは風土それぞれの個性があり、北国の紬はふっくらと温もりがあり
北の寒さを覆うよう、南国の染めものは鮮やかでおおらかな南の風のよう。日本各地の産地より 風土が育んだ素材やきものをお届けします。
慈しむこころ
そして、何よりもきものは、着物をほどき別のものに仕立てたり、きものを家族に譲り受けしたり。物を大切にする、家族に受け継ぐ、など「慈しむこころ」が宿っています。日本人の精神がここにも見ることが出来ます。
そしてももちろん、自分サイズに仕立てたきものは着心地もよく、着くずれしにくく、何よりも見た目が数段美しくなります。サイズだけでなく裏地などお好きな色が選んで、ちょっと贅沢な自分だけの一枚を仕立てることが出来ます。
今回のリニューアルに際して皆様にご覧いただくきものの中から、著名なきもの作家の方々をご紹介します。
小林 義一・小林福司 Yoshikazu Kobayashi ・Fukuji Kobayashi
東京染小紋の高度な技術・技法を継承し、独自のデザイン、色彩感覚を活かした江戸小紋を丁寧に作り続けている「江戸小紋染工房 小林染芸」。伊勢型紙を使用しての捺染における両面染の技能は特に優れており、その創作品は数々の賞を取得し、後継者育成にも力を注いでいます。
正統派の格式高い江戸小紋から洒落っけあるものまで、自分好みの一枚をお誂え致します。
斉藤 上太郎 Jotaro Saito
日本を代表するキモノデザイナー、テキスタイルアーティストとして活躍している斉藤 上太郎。
祖父に染色作家の故斉藤才三郎、父に現代キモノ作家・斉藤三才を持ち、近代染色作家の礎を築いてきた家系に生まれ、27歳の最年少でキモノ作家としてデビュー以来、現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを追求しています。
きものを今様にかっこよく着こなしたい男性に向けて、デニムやジャージで作られたきものや、洋服感覚のバッグや草履など、遊び心万歳のJotaroワールドを展開します。
佐竹美都子 Mitsuko Satake
美智子妃殿下をはじめとした各界の著名人に選ばれている「佐竹孝機業店」。現在、石川県を拠点に帯を製作し、加賀の献上絹である「加賀絹」の製作も、蚕を育てるところから行っています。京都西陣に店を構え、品格ある着物文化の一端を担っています。
西陣の機を駆使して織られた帯やお召など、優美でモダン、品格あるきものをご紹介します。
その他にも様々な、古典を踏まえながら、エレガンスでモダンなきものや帯を提案します。THE COVER NIPPONならではのコーディネートをお愉しみください。