無数の竹ひごが織りなす優美な曲線と繊細な直線による竹の芸術品「駿河竹千筋細工」。竹のしなやかさ、伸びやかさが存分に活かされた品々は、まるで新たに息を吹き込まれた“技の華”。目にも涼やかな竹細工と、趣ある夏の暮らしをお愉しみください。
駿河竹千筋細工とは
駿河竹千筋細工は、江戸時代初期に、主として武士の内職として始まりました。真竹と孟宗竹を主に用い、細く丸く削られた竹ひごをしなやかに曲げ、輪に組み込んでいく技法から、色々な形が生み出されます。籠枕や編み笠、虫籠など、参勤交代の大名や、東海道を通る人々が買い求めた名産品。そして、竹そのものの美と伝統の技、常に新たな美を模索する、職人の創造意欲が生み出す工芸品です。
ワークショップのお知らせ
6月22日(土)-23日(日)には、「駿河竹千筋細工 菓子器作り」を体験していただけるワークショップを開催いたします。詳細はこちらをご覧ください。